天香、爛漫、水月のはじまり

🌿 静かな余韻

頭（思考）と心（感情）の上では、
すっかり解消したつもりでも、
からだ（神経系）には、まだまだ残っている。

それを思い知らされた。
灼熱の8月、東京、JAPAN.（なにそれ）

忘れたつもりでいた記憶の数々が、
からだの奥に、こんなにも残っていたなんて。
それを、ここまで明瞭に微細に感知できるなんて。

理屈ではわかっていたけれど、
体験は、まったくの別物です。

こんにちは、玄花です。
少しずつ、夏の終わりの気配が漂っていますね。

──── ✵ ────

その静かなプロセスの余韻の中で、
スピーカーから流れてきたのは、
R指定とCHEHONの「アガリ サガリ」

まったくもって静かじゃない。笑

この歌のタイトルは、
「アガリ（I got it.）」と
「サガリ（So, got it.）」の掛け言葉。

「わかった。つまりは、わかった」
そう、現実は答え。現実は結果。

太陽だって「アガリ サガリ」するのだから、
わたしたちが上がったり下がったりなんて
自然なこと。

そして思うの。

「アガリ」って、簡単に言うけど——
重力に抗って上がるというのは、実はすごいこと。

それが、わたしたちの中にもある。
どんなに沈んでも、また上がる力が。

鯉が滝を登るように。
その力は、静かに息づいている。

──── ✵ ────

……と、なぜこのように
つらつらと呟いているかと言いますと。

🌿 新シリーズがはじまります

このオフィシャルブログの場は、
今年はじめに立ち上げたばかり。

玄花の発信は、これから
すべてここに集約していきます。

SNSの代わりに日々の気づきなど、
ここでゆっくりと綴っていこうと思っている。

内容に応じて、3つのシリーズに分かれます。

• 天香玄花（てんこうひょんふぁ）
• 玄花水月（ひょんふぁすいげつ）
• 玄花、爛漫（ひょんふぁ、らんまん）
  
  「玄花」は、もはや名前という枠を超えて
  さまざまな使われ方をしてきています。
  「メゾン・ド・玄花」なんてありましたね。

肉体を脱ぐときは、名前も還す。
それまでは、出会いと共に授かった名前“たち”と、
しっかりと共同創造をしていきましょう。

とはいえ、また増えるかもしれない。

──── ✵ ────

名前って、不思議です。
出会うべくして、出会うもの。

そして——
先人たちが紡いできた
「四字熟語」と「玄花」の相性は、すこぶる良い。

それぞれに、香り、余韻、ひかりのような
異なる質感を帯びた内容にするつもりです。

記事の冒頭には、
シリーズごとのトーンに合わせた
共通の画像を使用するつもり。

それがこのシリーズの目印。
今日のトップ画像は、その「玄花、爛漫」版。

ちなみに昨日の「愛としてあること」は、
「天香玄花」の、静かな独白詩のような一編でした。

ね、トップ画像のトーンが一緒でしょう。

🌿 本日、Love Letters配信

有料メルマガ「Love Letters」でも、
本日から新シリーズが始まります。

タイトルは──「事実と解釈」

このテーマに向き合うと、わたしたちがいかに
「解釈（錯覚・評価・物語）」を生きているか、
嫌になるほどよく分かってしまいます。

でも、それが悪いわけではなくて。
その先にあるのが「あるがままを生きる」ということ。

あるがままの現実とは、なんだろう。
それを見にいく旅の始まりです。

──── ✵ ────

Dharma Diningの告知には、
こんな言葉を掲げています。

ダルマとは存在の法、
つまり、あるがままの人生だ。

人生のあるがままの環境に
眼を開く意志を持つ。

人生の状況を、精神的なもの、
神秘的なものとしてながめるのではなく、

本当にあるがままに見る意志をもつことだ。
― 『タントラの道』より

──── ✵ ────

「Love Letters」では、レクチャーのように
テーマを順に説明していくわけではありません。

玄花自身の実体験やプライベート、旅の話、
日々の暮らしのなかでふと立ち上がった考え──

そうしたものが静かに綴られながら、
本質的な問いが、気づけば浮かび上がってくる。

それを惜しむことなく分かち合う。

だから真っ芯に届く。
それが、有料でお届けしている理由でもあります。

🌿 おわりに

頭も、心も、からだも。
ブログも、メルマガも、玄花の場も。

少しずつ、静かに、
新しい方向へ統合されてきています。

ことばとからだをととのえて、
これからも、やわらかなまなざしと共に、
創造の中心へ向かっていこうと思います。

この場が、わたしのSNSであり、
呼吸のような通路でありますように。

必要なあなたへ、届くことを信頼して。

────

（初出｜2025年8月28日）

あらゆるエネルギーを拒絶せず素材とする。
生のエネルギーと直接ふれあい、踊ること。
静かな余韻の朝の、静かな決めごと。

🌿 最新のお知らせ