愛と元氣
2026/06/02

✦ 射手座満月が照らした居場所
満月の遠隔ワークの告知「ハートへ」は、
こんな言葉で締めくくられています。
居場所を探さなくていい。
いま、ここが、わたしのお家です。
その「ここ」とは、どこのことだろう。
✦ ひとりだけど、ひとりじゃない
今までに「還る」「帰還」と、
何度も書いてきました。
還ることは、閉じることではないし、
ひとりになることは、孤立ではない。
スマホを閉じて、目と頭を休め、
すぐに答えを出そうとする手を止め、
自分の感情の源泉に還っていく。
こうした方がいい、こうあるべきだという
善意の助言や、正しさの気配からも退いて。
わたしの感覚の上に積もったものを払い、
わたしがいま、何をどう感じているかだけに
興味と関心を向けてみる。
できたら、その手で肉体に触れながら。
撫でて、擦って、握って、包み込んで。
本当に愛する人と手を繋ぎ合う前の、
祈りのような、儀式のような、
かけがえのないひとりだけの時間。
だけど本当は、
ひとりだけど、ひとりじゃない。
✦ その役割だから、ではなく
肉体を持つかぎり、わたしたちはみな、
それぞれの課題を携え、いまを生きている。
誰も、それを終えてはいないし、
終えた高みから、こういうことを
書こうと思っているわけでもない。
──── ✵ ────
家に帰れば小学生の子どもが3人いて、
ひとりでもがいていたあの頃にも、
誰かを救いたい、誰かの役に立ちたいと
思っていたことを思い出す。
この仕事は始まっていたけれど、
そんなことを言っている状況ではないし、
承認欲求でないことは、もちろんのこと。
でも何かが、
こんこんと湧き上がって来ていた。
ひとりの時間に、ふと思ったんです。
「あ、わたし、元氣なんだ」って。
周りからは、ずっと言われていたこと。
でも、自分で自覚することはなかった。
けれどその時、はっきりと確信しました。
わたしに扱える氣があるとしたら、元氣だって。
元氣は、その人の元々の氣。
人と人との間に、通っていく。
人と人との間に、降りてくる。
だからわたしは、出会う人たちと
元氣を通わせてきました。
──── ✵ ────
では、どうしたら元氣であれるのか。
それも子どもたちが教えてくれました。
「お母さんだから」「子どものために」
自分がどんな状態でも、全身全霊で守り抜く。
とても美しい言葉と姿勢です。
わたしもそんな思いを持っていたひとりですが、
「あなたのために」と、主語があなたになるほど、
子どもは、その重さをそのまま受け取ってしまう。
だからこそ、自分に還ることが、
そのまま他者への入口になる。
そんな趣旨を、遠隔の告知に書きました。
だから、ここから主語を返す。わたしに。
わたしは、わたしのために、わたしを表現する。
これは、わがままではありません。
自分を場に差し出し、覆いを取り去ること。
そのわたしがあって初めて、
誰かのために生きることができる。
一切の自己犠牲なく。
お母さんだから子どものために、ではなく、
同じ地平に立って、自分に還った元氣から。
それが、いちばん深く、遠くまで届く。
これは、あらゆる人間関係の土台です。
✦ それでも、わたしは愛する
自分に還ること。
その源は、愛だからです。
愛という言葉ではないのかもしれないけど、
この世界では、愛としか表現できないもの。
愛とは元氣です。
本当に愛を交わすべき人と
愛を交わしていきたいなぁと、
素朴に思っています。
わたしの経験において、
交わりはいつも、その時から始まりました。
会ってすぐのタイミングで、
何者かもわからないわたしと、
相手の何かが共鳴して現実が動いていく。
そうなるのが普通だと思っていた。
だけど、場合によっては、
時間がかかったり、タイミングがあったり、
見えない場のルールを感じたりして、
きっかけを失うこともあるのだと知りました。
すると、心は迷子になり、
元氣はどこへ行ったやら。
しかし──
間違っても見失いそうになっても
そこに情熱の火がある限り、
わたしは、わたしに還りつづけるし、
愛することをやめられないのだと思う。
先がどうなるか、わたしにもわからない。
わからないまま、ここに立っている。
──── ✵ ────
主語を相手にするほど、愛から遠ざかる。
何を言いたいのか、さっぱりわからない。
「わたし」がどうしたいのか。
「わたしが」どうされたいのか。
相手を掴みにいくと、逃げる。
自分の手をひらくと、降りてくる。
いつか──
そのひらいた手で、相手のからだを、
撫でて、擦って、握って、包み込む。
ただ、わたしが満ちている場所から。
ただ、わたしに還った場所から。
出会えたことに、愛と感謝をこめて。
(初出:2026年5月31日)
肉体を持ったよろこびと共に。
肉体を所有するから手放せる。
これ以降は、遠隔ワーク参加者への、
濃厚な、ウエサク満月の愛のメッセージです。
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