Live as I am
2025/05/23
2025/05/23

昨年来開催されてきた
ガールズグループオーディション『No No Girls』には、
こんなポリシーが掲げられていました。
No FAKE(本物であれ)=自己表現
No LAZE(誰よりも一生懸命であれ)=自己理解
No HATE(自分に中指を立てるな)=自己肯定
「No HATE」
——わたしたちは、気づかないうちに、
いつも自分に中指を立ててはいないだろうか?
オーディションには、
外見による偏見や、
「女の子はこうであるべき」
「芸能人はこうでなければ」
という声なき枠組みからこぼれ落ちた
少女たちが集まってきました。
審査員のちゃんみなは言います。
「ただ、あなたの声と、
あなたの人生を見せてください」
彼女自身も、
「声なき枠組み」による痛みを
くぐり抜けてきたひとりです。
その余韻の中で、
わたしはふと思います。
もし、
もう自分に何の貢献も果たさない思考の癖から、
たったひとつだけ手放すとしたら——
それを言葉で言い表すとしたら——
——「罪悪感」なのではないかな、と。
罪悪感の中には、
自責の念や自己否定など、
さまざまな自分を罰する思いが
折り重なっています。
言葉を尽くしても書き表せない、
生のエネルギーがそこにある。
これまでの人生を振り返ってみて、
自分を責めることで、何かが
本当に解決したことがあったでしょうか。
罪悪感によって、
何かが癒されたり、
前に進めたことがあったでしょうか。
むしろ、それは
苦しみのスパイラルを深めていったかもしれない。
あなたも、
そして、あなたのまわりの人たちにも。
わたしたちの深層には、
「自分には何かが欠けているのではないか」
という慢性的な欠乏感が横たわっています。
「私には、まだ…」
「これができてからでないと…」
それはどこかで、
「今のわたしでは、それを受け取る価値がない」
と感じているから。
——でも、本当にそうなのかな。
わたしの大好きなリンポチェは言います。
わたしたちはあまりにも、
完全に準備しようとしすぎる。
もしお金ができたらこうしよう。
準備が整ったらああしよう、と。でも、“その場でやる”ことは決してしないのだ。
ロマンティックな考えを持っている。
いまはダメだけれど、
そのうちに変わるだろう。
そして素晴らしい人間になるのだ、と。——そうして、いつまでも“今”を使おうとしない。
これらの言葉は、
「今の自分を“今”丸ごと差し出す」
ことの本質と響き合っています。
ねぇ、
完璧になりたいわけじゃないし、
お利口になりたいわけじゃないんだよね。
ただ、ただ、ただ......
「これをやるために生まれてきた」
ってものをやるために、ここにいるんだよね。
実のところ、
今の自分のままでは難しいことや、
まだ至らないことは、たしかにある。
それは現実として受けとめていい。
けれど、だからといって——
“今の自分”に罪悪感を重ねてしまえば、
そこからすべてが崩れていく。
なぜなら、すべては「今」。
今に、すべてがあるのだから。
欠けたままのわたしでも、
整いきれていないわたしでも、
今、この瞬間のわたしのすべてを差し出していく。
それができたとき、
わたしとわたしの間に、信頼が生まれる。
そしてその信頼関係の中からこそ、
本当の進化と成長は、静かにはじまっていく。
──なぜなら、
わたしを支えるものは、わたしの中にあるから。
ボディ、マインド、スピリットの働き。
そのすべてが、
わたしという存在の内側に、
あらかじめ備わっています。
だからこそ、
わたしを本当に傷つけることができるのも、
わたしだけ。
誰かの言葉や態度に傷ついたように感じるとき、たしかに「きっかけ」はそこにあったかもしれない。
でも——
そのきっかけに自責という刃を重ねてしまったのは、自分自身。
あなたの本質は、
そんなにヤワじゃない。
だから、もう自分に
中指を立てるのはやめにしよう。
心の奥深くにこびりついた
「わたしにはそれをする価値がない」
という罪悪感と、
わたしたちはどう付き合ってきたのか。
そしてこれから、
その生のエネルギーと、
どう呼吸を合わせ、どう響き合い、
どう踊るのか。
まるで、ひとひらの花びらが、風に舞うように。
そうして、
ひとひらの花びらと花びらが、
本当の意味で出会い、
何かが生まれ、何かが育まれてゆく。
さて、ここまでが
次号のメルマガの序章です。
もうすでに、何かがほどけ、
何かが息を吹き返したように
感じている方もいるかもしれません。
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公開されている導入部分だけで心がふるえ、
からだが暖かくなり、こころの奥で、
何かが「そうだった」と思い出される。
そんな体験の声が、
これまでにもたくさん届いています。
ありがとうございます。
ここから先は、さらに深く、丁寧に、
あなた自身の中に眠る「やさしい力」へと、
そっと手を伸ばしていきましょう。
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