1|シャンバラの勇者なのだから|Love Letters
2025/07/11
2025/07/13

🌿 起こることは、起こるべくなのか
起こることには、
すべて意味があるのだろうか。
そう信じたい気持ちと、
それを疑いたくなる瞬間が、日々交差する。
けれど──
ふりかえるたびに思うのです。
あの出来事が、あの選択が、
あの偶然のように思えた瞬間たちが、
いまのわたしを、静かに、でも確かに、
形づくってきたということを。
だからやはり、
「起こることは、起こるべくして起こった」
その言葉に、もう一度、
耳を澄ませてみたくなるのです。
──── ✵ ────
けれど同時に、こうも思うのです。
「これは起こるべくして起こった」
「これには意味がある」
──そう信じることが、
実は、自分の痛みや境界を無視するための
“信仰”になってしまっている、と。
人によっては、それがもはや
“神話”にすらなっている場合もあります。
🌿 意味づけの奥にある、ほんとうの願い
たとえば──
「わたしが愛されなかったのは、
愛を知る学びのためだった...」
そんなふうに、
自分を納得させようとしたことはないでしょうか。
人は、傷つくことを無意識に避けますが、
実際のところ、傷ついていい場面もある。
本当は傷ついてよかったはずの場面で、
愛されなかったことを
「魂の修行だった」
「これも学びだった」と片づける。
その裏側には、
「愛されることを諦めた自分」を正当化し、
自分の本来の欲求、
──「愛されたい」「つながりたい」──を、
無意識のうちに、否定してしまっていることがあります。
これは、7月に開催する
“特別講座|愛されるということ”とも
深く接続するテーマです。
🌿 感情を赦すという勇気
また一方で、
その“意味づけ”が、
痛みを切り捨てるための物語に
なってしまうこともあります。
たとえば──
「すべては内側の投影だから、
相手を責めるのは違う……」
たしかに、それも一理ある。
わたしたちの意識のありようが、
現実を映し出していることもある。
でも、だからといって──
実際には、
悲しんでよかった、
怒って当然だった場面で、
その感情を身体に刻み、心に押し込めて、
「大きな心で赦す」ことにすり替えてしまう。
「うるせー」のひとことを発していい場面なのに。
その声を飲み込んでしまったのは、
“愛ある人”でいようとする、
無意識の癖だったのかもしれません。
感情を放つことと、
相手を傷つけることは、同じではない。
ほんとうの意味で赦すためには、
まず、傷ついた自分を赦すこと。
「そんなふうに感じて当然だった」
そう自分に言ってあげられることが、
愛の第一歩なのだと思うのです。
🌿 起こることと向き合うために
- すべては、
完璧なタイミングで起こる。 - この別れは、宇宙がくれたギフト。
- この苦しみは必要な通過儀礼だから、
受け入れなければ。
それも、たしかに。
そうとも言えるのだけれど……。
その多くは、
「感情を解放すること」と
「観照すること」の混同だったり、
過剰な防衛や、痛みからの回避に
すり替わっていたりもします。
だからこそ──
「意味づけ」が悪いのではない。
大切なのは、意味づけの“タイミング”と、
それが“どこから来ているのか”ということ。
信頼と、思考停止のあいだで──
わたしたちは、いったいどのように、
「起こること」と向き合えばいいのでしょう。
そんな問いとともに、
今回の Love Letters では、
「カラダの声を聴く」ということを、
微細に、丁寧に言語化してお届けしようと思います。
「起こることの意味」と「選択の在り方」
その両方を、
感情の尊重と霊的な観照のあいだで、
丁寧に見つめてみたいと思うのです。
これは、
わたしにとって極めて大切な視座。
そして、
“感情”と“霊性”をつなぐための、
小さな橋渡しでもあるのです。
🌿 蟹座の季節
10日に木星が、
21日の夏至に太陽が、
それぞれ蟹座入りしました。
そして、明後日、
25日に迎える蟹座新月も相まって、
この1ヶ月は特に、
感情の波が大きく揺れ動く時期。
ふだんは見ないようにしている“本音”にふれ、
「ねばならない」や「お役目」ではなく──
あなたという、かけがえのない存在が
なぜ、ここに生まれてきたのか?
そこに、静かに、深く、意図を向ける。
本当に大切な1ヶ月のはじまりです。。
🌿 思い出してね、わたしたちの始まりを
───と、
小難しそうにいろいろ書いたけれど、
シンプルに言えば、こういうことかもしれません。
愛し、愛されるために、わたしたちはここにいる。
……でしょ?
だって、
この世界には、
男がいて、女がいて。
自分以外の“誰か”がいて。
肉体を持ってここに生まれて、
ふれたい、ふれてほしい、と思う気持ちがあって。
そのすべてが、最初から、
愛し、愛されるためにあるんだもの。
それがあっての、
それ以外の達成でしょ?
わたしたちが何かを成し遂げたり、
目覚めたりするのだって──
「愛し、愛される」という前提があるから、
意味を持つんじゃない?
──── ✵ ────
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